2013年3月8日金曜日

涙、泪、なみだ・・・

ここ数日,急速に気温が上昇し,一気にスギ花粉の総攻撃に
さらされ,意図しない涙が出て仕方がない今日この頃です!

さて,今日は「なみだ」について,ですが.
皆さまはどのような状況下におかれたときに「なみだ」が流れた
経験をお持ちでしょうか?

悲しいとき,苦しいとき,悔しいとき.
嬉しいとき,感動して胸が熱くなったときetc.・・・

きっと,さまざまなシチュエーションでいろんな想いのつまった
「なみだ」をお流しになったことかと,推察申し上げます.

僕は今日,三度,「なみだ」を流しました.

一つ目は,日中花粉症による意図せずして流した「なみだ」です.

二つ目は,4日月曜日に放映された「ファミリーヒストリー」という
番組のビデオを晩ごはんをとりながらみていたとき,です.
この番組は,昨年の10月からレギュラー化していたらしく,この
月曜日がいちおう「最終回」だったようです.
僕がこの番組を初めて見たのは,もう2年くらい前になるんでしょ
うか?俳優「浅野忠信」の「祖父は何故、アメリカに帰ったのか」
でした.偶然「劔岳 点の記」と「酔いがさめたら、うちに帰ろう」の
2本の映画を観て,彼の俳優を意識しだした頃に,本当に偶然,
「ファミリーヒストリー」で彼の祖父母の物語をみることになったの
です.※映画「酔いがさめたら、うちに帰ろう」の帰り道,大泣き
しながら映画館から駅までたどり着いたことは,前編の[大モリ]
ぶろぐで「告白」しております.
また,今日ビデオで涙を流した最終回は,僕がファンをしている
マジシャン「マギー司郎」の弟子で,気仙沼出身の「マギー審司」
のヒストリーについて,でした.明治・昭和・チリ・東日本の4つの
三陸を襲った大津波をくぐり抜け,生きている一家の物語.
間もなく3・11から2年になるのを前に,意識的に彼が最終回に
登場したのだと思いますが,その意図的さを差し引いても,どの
家にも「ヒストリー」がある,ことに自然と感動の涙が出ました.
僕には「子」がおりませんので,ヒストリーを断ち切ってしまうこと
にもなるなぁ・・・と,いまさらながら自らを反芻もした次第です.

三つ目は,7日から11日まで5日連続で放送される東日本大震
災関連のNHKSPの第1弾3.11 あの日から2年何が命をつな
いだのか~発掘記録・知られざる救出劇~でした.
番組の内容は,ここでも敢えて繰り返し記述はいたしませんが,
名もなき人達の要救助者を「助ける」という営みにただただ言葉
もなくかぶりついておりました.
ただ,誤解を招くのは僕の本意ではありませんので,ここでも申し
上げておきます.
僕は,「美談」にばかりに目を奪われて「涙」を流しているのでは
断じてない!のです.
誰もが,すべての命を救うことはできませんでした.残念ながら.
その「悔し涙」と,その悔しさをバネにして前を見つめて生きてい
る姿に胸が打たれるのです.もちろん,その悔し涙をバネにでき
ずに生きている被災者の方がおられることも冷厳な現実です.
その双方の現実が,二重に感情を突き上げ,さらに多重な想い
のつまった「なみだ」が滲み出てくるのです.

多重な想い・・・
についてはまた,機会に巡り合えば,述べたいと思います.

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