2013年4月4日木曜日

勾配「日本一」の駅!?

それは,思いがけない「出会い」でした.

年度末の肌寒い日曜日,僕は一人旅に
出ました.鉄道に乗るだけの一人旅は,
一昨年9月に愛媛宇和島~南予~高知
県宿毛を訪ねた以来になると思います.

目的地は「岐阜県」.
未だ乗っていない(「未乗」といいます.)
ローカル線をすべて乗りつぶす(「完乗」
といいます.)こと.
まずは,名古屋から長野へ向かう中央
本線「恵那」駅から分岐する「明知鉄道」
を目指しました.
往復運賃+昼食料金=¥4,000-だった
左写真「じねんじょ」列車.
結論から申しますと,
めちゃめちゃ「おいしい!」食堂車でした!
当日は「じねんじょ」列車の最終日.
ふだんは,これほど自然のおいしさに触
れる生活からは程遠い日常を過ごしてお
りますので,まさしく「感動の嵐」!

さて,12:45恵那駅を出発した明智行きの
急行「大正ロマン」号.いきなり,33‰(自動車道でいう3.3%)の急勾配を,
3両連結のディーゼル列車がまさしく「えっちらおっちら」喘ぎ喘ぎ上ってい
きます.行きしなは空腹にまかせてパクパクおいし過ぎる昼食に舌鼓を打ち
まくっていたそのとき!
観光案内の女性社員さんの口から「日本一急勾配の駅を通過します」との
ひと言.「???」!モグモグ口は一瞬動きを止め,慌てて自宅から持参
していた「勾配・曲線の旅」(1986.10発刊)の明知鉄道の頁を開きました.
写真の「飯沼駅」は,断面図(1986.10発刊)に記載されていない新しい駅.
なんと33‰という急勾配上に,国の運輸当局から特別な許可を得て設置
された駅だそうです.写真のホーム待合室基礎部分が黄色く塗られている
部分が,ホームの傾斜を強調するための演出だそうで,帰路の各駅停車
が停車したときに「パチリ」と一枚!撮りました.

しっかし,驚きました(@▽@;;)!!!
知識としては,最急勾配は大井川鉄道の90‰,箱根登山鉄道の80‰.
急勾配上に特例で設けられた駅としては,中央本線山梨県内にある25‰
の勾配線専用の電車が行き交う駅がいくつかある程度,と高をくくっており
ましたので!

まさかこんなディーゼル列車がのんびり走る路線で,そんな急勾配上に駅,
それも「日本一の駅」があったとは!
いやはや,恐れ入りました・・・(^_^;;)

※仮に大阪環状線の8両連結の電車が33‰の急勾配に停まった場合,
電車の先頭部と最後尾の高低差を計算してみますと・・・
33m/1000m × (20m×8両)/1000m =5.28メートルにもなります!
こんなにホームの前後に高低差がある大阪環状線の駅,
なーんてありえないですけど・・・ネ!

それにしても,とにもかくにも「じねんじょ」
おいしかったですョ(^q^)//!!!!!

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