2014年7月22日火曜日

線路で始まる夏休み


昨日,今年の梅雨もようやく明けました!
そして巷では「夏休み」が本格的に始まった模様ですが・・・

僕個人といたしましては,19~21日の3連休を「線路で始まる夏休み」と
銘打ち,文字通りの夏休みを堪能しました.

1頁目では,「貸切電車」の乗車体験から!

いやー,「貸切電車」なんて記憶をたどる
と恐らく小学校の修学旅行で,近鉄電車
の団体専用電車「あおぞら号」で大阪~
鳥羽を往復する際に乗車した以来では
ないでしょうか?
大阪府下でも阪堺電車が「貸切」を運行
しているようですが.

僕にこの度乗車チャンスが訪れたのは,京都市内の路面電車

「京福電気鉄道」嵐山線,通称「嵐電
らんでん)」でした.
嵐電の起点,四条大宮駅を出発した1両
の電車は,およそ30人の乗客を乗せて
各停留所にいちいち停車しながら嵐山に
向けて進みます.
各停留所では,通常の乗客がホームに
停まった電車に乗り込もうとしましたが,
運転士さんの「貸切電車で乗れません!」
のアナウンスに慣れているようで,すぐに
次の定期電車を待っていました.
でも,その度にホームの電車待ちの乗客
の車内をのぞく視線にさらされることに
なりましたが・・・(^_^;;)))


3枚目の写真には,運転士手書きの運行時刻表が留められていましたので
「パチリ!」
行き:四条大宮14:05発 → 嵐山14:27着
帰り:嵐山15:55発 → 四条大宮16:17着 の臨時ダイヤ.
嵐山駅でのおよそ1時間半は,車内でゆっくりするのもよし,観光に駅を
出るのもよし,の自由行動.
僕はにわかな雷雨に見舞われましたので,駅からの外出は諦めました.

しかし,もう何年ぶりかの記憶もありませんが,嵐電の嵐山駅ってあんなに
土産物店や飲食店がところせましと並んでいたでしょうか?
あまりにも「きらびやか?」過ぎて,ちょっとだけ興ざめ.

中ほどホームの足湯も有料(200円)だったので,見送りました.

ですが,往復2時間強の「貸切電車」.
30名ほどの利用料金は,およそ4万円だったんだそうです.

皆さんも,納涼電車を「CHARTER」してみてはいかがでしょうか?




2014年7月16日水曜日

忘れじの大阪駅で徹夜

ニュースではUSJで新たなアトラクションが登場したとかで.
学者がはじく算盤では,その経済効果が10年で5兆6000億円・・・

地元住民には全く実感のない数字がテレビの液晶画面を踊った翌日.
徹夜組3000人が今朝の開園を待っていたそうです.

まったく,「好き」ということはとんでもないパワーをもたらしますね!
私は英国仕込みの物語にはほとんど,興味がありませんのでこれら
の愛好者の方々の行動には驚くばかりです!

さて,そんな
クールな?私でも
どこがぁ~!),
とあるチケットを
入手するために,
一度だけ販売日
前夜から徹夜で
列に加わったこと
があるのです.

恐らく全国で限定1万枚の発売だったと記憶しています.
中学2年の3学期を終えたばかりの少年2人が,厳しい母親に頼み
込んで許可を得,こちらも恐らく友人と2人だけで初めての徹夜外泊
を,大阪駅中央北口のシャッターの外側で冒険したのでした!

いわずと知れた国鉄最終日に,全国全線あらゆる列車の自由席が
乗り放題!しかも夜行列車は翌4月1日の終着駅到着まで乗車可!
という破格の「サービスきっぷ」だったのですが.
当時14歳の私に対し母親は,友人と2人での一泊旅行の許可は出
さなかったのでした(>_<)!!!
僕はこの時ほど,「あと3年早くこの世に生まれたかった!」と,強く
自らの身の上を悔やんだことを鮮明に覚えています.

さて,では14歳の少年が考え出した国鉄最終日の「日帰り行程」と
いうのは?ざっと思い出しながら以下に記します.

大阪~東海道・山陽本線~姫路~播但線~和田山~山陰本線~
豊岡~宮津線~西舞鶴~小浜線~敦賀~北陸本線~米原

以上,米原まで普通列車ばかりを乗り継いでいました.いやひょっと
したら和田山~豊岡くらいは前年11月に登場したばかりの,L特急
「北近畿」(現「こうのとり」)に乗ったかもしれません.でもこんな行程,
「青春18きっぷ」でも十分こと足りるんですよね.

さて,米原駅は翌日からJR東海との接続駅となるので,ひと駅だけ
東海道本線の上り電車に乗り,日の暮れた「醒ヶ井駅」に降り立ち
ました.特に意味はなかったのです
が,その駅で買い求めた往復切符
がこれです.
たぶん米原駅を挟んでJR東海JR
西日本をひと駅ずつまたぐ,という
意味でこの切符を買ったのでしょう.
小遣いの限られていた中学生です
ので売価が半額の小児切符にした
んだと思います.
そして,旅の最後に選んだ列車が
急行「たかやま」だったんですね!
たぶん米原から乗り込みましたが,
大阪駅までの距離が100㌔を切る
近江八幡から,最後の小遣い
奮発して「グリーン車」に乗った際に
車掌から買い求めたグリーン券
左のキップだと思います.
ものすごくガラガラで,車掌さんが
「どこでも好きな席に座って下さい」
と案内してくれた,とうっすらとした
記憶・・・

こうして,日本の近代史に刻まれる日本国有鉄道最終日の記念すべき
謝恩フリーきっぷ」を使った旅行は幕を閉じたのでした.














そういえば,こんな切符も宮津線(現:北近畿タンゴ鉄道)の宮津駅で
購入していたんですね!
「鉄道管理局」の表記がいかにも国鉄時代を醸し出していますが!

そういえば×2,今度の休日に,この宮津線に乗りに行くんでした.
また乗車リポートもいたしますネ!

往復はもちろん「青春18きっぷ」ですよ!(苦笑)