2013年2月20日水曜日

「罪」について

いきなりですが,正直なところ「つ」にもいつも「つ」まづきます.

今宵はいつもにも更に増して「私見」を述べます.

今年の大河ドラマ「八重の桜」
ご覧になっている方も多いことかと.
僕は,「八重の桜」について四の五の申し上げる意図はありません.
毛頭.でも,昨年の大河の舞台となった県知事の「ネガティブ」発言
の反動か,今年は福島県の会津が舞台だからなのか,お好きな方
が多い「維新前夜」が舞台なのだからなのか?はたまた主人公「幕
末のジャンヌ何某」を演じる俳優が注目を集めているのか?
少なくとも昨年のような県知事が先頭に立ったネガティブキャンペー
ンらしき言動は見聞きしておりません,いまのところ.

しかし,僕は2回目の放送を最後に,今年も大河をみなくなりました.

やはり,倒幕・幕末・維新・旧幕派追討の歴史はあまりにもメジャー
で,僕の偏った拙い好奇心がそそられないのかもしれません・・・


さて本題の「罪」についてですが.

皆さんのイメージなさる「罪」もまたそれぞれかと,存じます.
実は毎週火曜日の夜10時と10時55分のドラマ(もちろんフィクショ
ン)もちろんチャンネルはNHKですが,この2本は毎回欠かさずみて
いるのです.
今日現在,偶然ですが2本とも犯罪絡みの人間模様を描いています.

「罪」を犯した側.その「罪」を償って娑婆に復帰しようとするサイド.
「罪」の被害に遭い,癒しきれない心の傷を負った側.
「罪」により親族・友人の命を奪われた側の底知れない悲しみと憎悪.
「罪」を背負った「本人」とその親族の葛藤,苦しみ.

果たして「罪」の定義とは?

犯された「罪」を追及するサイド.
その定義された「罪」を,事実認定し罰の判断を下す側の葛藤・・・

そして,何よりも何故その「罪」を犯すに至ったのか?
その動機・背景とは・・・

全てを公平に秤にかけた報道や情報などあり得ません.
もちろん,国家が認定した罪にはそれ相応の罰を科すのが一般的.
しかし,その「罪」自体の定義,罪を裁く過程,制裁・刑を科す一連の
手続きは,国会によって成立した法律(等)が定めているモノです.

何が「罪」であるかさえも,立法府が定めている.
その立法府に,議員を送り込むのは,外の誰でもない,私たち国民.

僕は過去に読んだコミックの中で,主人公の判事が口にした数多い
台詞の中でも特に印象に残ったヒトコマを以下に転載し,この投稿を
終わりにしたいと思います.


ビッグ コミックス 小学館 1992.12.5 初版第12刷