2012年10月12日金曜日

類焼倒壊避難困難

のっけからのけ反るような単語の数珠つなぎ,
ご容赦のホドを・・・m(_ _)m

今夜のNHKニュース「関西845」のトップニュースの見出し.
「危険な密集市街地」
という,センセーショナルな?文字でした!

NHKのHPの記事も参照しますと,全国で
「市街地6000ha 地震で火災の危険に」

このうち,危険な密集住宅地が全国で最も多い(広い)のが,
「大阪府」2248ha,さらにその中で最も(危険が)密集している
のが「大阪市」の1333ha

だそうです.こんなときだけやっぱり「大阪」がイチバン!
引き合いに出されます.
「そんなことないやろう!」
僕はテレビ画面に映し出された,特に危険な密集地域の地図を
みて,そう声が出ました.

まずは,僕の地元区がその密集地区に含まれていなかったこと.
そして,東京都区内の方が大阪市内よりも圧倒的に人口が多い
のに何故「大阪」がイチバン?

拙宅の周囲でも,いわゆる「路地」に軒を連ねる木造住宅が密集
しています.区画整理がなされていない「災害に弱い」下町の家々
がところ狭しと並んでいます.
ましてや近年,新築の建売住宅はほぼ100%「木造3階建」です!

神戸で17年前に都市直下型地震による大火災が発生しました.
でも,拙宅周辺では,木造住宅が減る兆しは少なく,むしろ増加の
気配すらあります.

「防災」「減災」が声高に叫ばれても,災害に強いまち作りについて
は,現実はまったく進行していない,と感じざるを得ません.

南海トラフ巨大地震が発生し,最悪32万人以上の犠牲者・被災者
に支払われる生命保険金(試算)は4兆円にのぼる!

想像もつかない,とてつもない,数字です.