2012年10月28日日曜日

教科書が山積みだー!!

これまでたくさんの教科書と対峙してきました.
もちろんその対峙は「現在進行形」.
完了の予定は全くありません

今日は大学時代からの友人M君と夕食を共にする約束でしたが,
朝から体調がすぐれないため,ドタキャンしてしまいました(>_<).
M君とは学籍番号も近くゼミも同じでしたので,卒業後も年に何度
かは会っている「気の合う」友人なのですが・・・「申し訳ない!」と
先ほど電話で謝りましたm(_ _)m.いま少し気分も落ち着きました
ので学生~独身時代を振り返ろう,とふと思い立った次第です.

僕は大学受験の際に,「法学部」か「文学部」のどちらに進むか,
少しだけ悩んだ時期がありました.結果は法学部に入学したので
すが,特に「この分野を専攻したい!」とか「将来は○○士になり
たい!」などというフツーの法学部生なら抱きそうな考えはほとん
ど持ち合わせずに進学したのです.
そんなボンクラ学生がとある講義に出席し手渡された薄いテキスト
教科書)に衝撃を受けたのでした!
後に友人M君もこの僕も,このテキストの
著者である先生のゼミ生になりました.
結論から申しますと,罪刑法定主義
厳格な運用のために,刑法という法律を
非常に厳格に解釈することによって,国
家権力の発動たる「刑罰権」に最大限の
制限枠を設ける,というそれまで「刑法」
に持っていたイメージを180度以上転換
させられたのです.その後,僕は国家権
力vs基本的人権の観点から,憲法・刑法・
刑事訴訟法の法解釈にのめり込んでいく
のでありました・・・

さて,そんな法解釈も分野にどっぷり
つかってばかりいては,生身の人間同
士の現実の「諍い」の解決を目指すと
いう法律のもう一つの大切な機能に目
を向けることなく大学を卒業するところ
でした.たしか片岡鶴太郎さんが主演で
放映されたTVドラマがキッカケとなり,
左のコミックに「ハマった」のです!
お読みになった方も多いことと存じます.
離婚・親権・相続・少年事件・扶養・・・
様々な人間模様に触れ,僕は何度も
何度もこのコミックを読み返しました.
それでも,民法四部(親族・相続)は履修せずに卒業したのです.

また,時は流れます.刑事法・公法に力点を置いてきた凡々学生が
大した目標意識もなく社会に飛び出したその後・・・
民事法の学習に頭を痛めたのは想像に難くありません.よね?
刑事法なんて火曜サスペンス劇場の「検事・霞夕子シリーズ」を
食い入るようにみていたときに役立つ程度で,一般の日常生活
はやはり民事法を学んでいなければ話になりません!
民事法の学習にはこれまた現在進行形で「苦労」しております(>_<)!!

さらに時は流れます.といっても20代
半ば頃です.このとき恐らく人生で初め
ての「挫折」を経験し,これからの人生,
どの道で生きて(飯を食って)いけばよい
のか?まったく暗中模索な中,最初に
就いた仕事の中で「不動産登記簿」に
触れたのを契機に初めてその存在を
知った「土地家屋調査士」に不思議と
気持ちが奪われて?,平成10年に
登記・測量業界の門を叩いた次第です.
右も左もわからない僕に仕事を教えて
下さった先輩に尋ねて勧められたのが
このQ&Aシリーズ(上)(中)(下)三部作(H10当時)でした.
資格試験用受験勉強のテキストとは似ても似つかぬ内容.
実務書なので至極当然なのですが,僕は必死で読みました.
こちらも恐らく生まれて初めて「勉強」という意識を持って臨んだ
書物ではなかったか?といま振り返ればそう思います.

不惑四十を迎えた現在,上のQ&Aに記載されている条文すら
「過去のモノ」となっているほど,世の中の動きは前進しています.
いままさしく,収入を得る「プロ」として勉強すべき教科書が文字
どおり僕の自室では「山のように」積み上がっております(^_^;)

先週末に札幌で,仙台のS先生からたくさんのアドバイスを頂戴
しましたが,その中で「急がないTo Doリスト」を作成せよ!という
ご指示がありました.
急ぐTo Doリストなど作らずとも頭に入っている.肝心なのは「急が
ないTo Doリスト」を作成し,ちょっとあいた時間を利用しどんどん
消化していくこと!
つまり,現状の僕にあてはめますと,山積している教科書を,日常
のちょっとした空き時間を有効に活用して,どんどん実務用の勉強
を推し進めていくこと!

まずは,リストを作成するところから・・・始めます.今日にでも!
でも,いったい何冊に上るんかなぁ・・・かなり不安ですゥ(・ ・;;)