2012年8月17日金曜日

カ・ン電と送り火の怪

今日は単刀直入で本題に入りましょう.

関西の電力供給を担う電力会社の,大飯原電第4号機が,昨日から,
営業運転に入ったのに伴い「核燃料税」10何億円かが,条例に基づき
福井県に電力会社から支払われた,云々.
確かに昨夜のRadio Newsで「聴いた」ハズだと思います!

しかし,昨日の夕刊及び今朝の新聞には,営業運転については記事が
ありましたが,核燃料税については,どこにも記述がありませんでした.
NHKのHPのニュースでも,税についての記述は見当たりませんでした.

1月に閉鎖した[大モリ]ぶろぐで,僕が7~8年前に偶然見学に立寄った
のが「大飯原電」であり,当時でも9.11テロの後だったので,発電所構内
の立入は出来ず,展示施設のみの見学となったこと.
また,10年ほど前,京都府旧・美山町のかやぶきの里を訪ねた際には,
かやぶき屋根と農村の背後の山を越える形で,巨大な鉄塔と高圧電線
が南北に敷設されているのが,なんとも「ミスマッチ」な印象が強く残って
いることを述べました.

日本国内の全ての原子炉が運転を停止した後,日本で,初めて再稼働
を始め送電が始まった施設になるとは,「あの時」もちろん夢にも思って
おりませんでした...(-_-;)

さて,京都の8月の夜景を彩る伝統行事「五山の送り火」.
今朝の新聞記事によりますと,昨夜は,滞りなく京都の夜空を送り火が
焦がしたそうです.
しかし,皆さん,昨年の騒動をよもやお忘れではございませんよね!
岩手県陸前高田市の松の薪を燃やす計画が中止になった出来事を!
中止になった理由も...その燃やされなかった500本の薪.3日ほど前の
新聞記事で,今年,処分に苦慮していた京都市が6月に「鎮魂と復興へ
の願いを込めて、残るものにしたい」と工芸品への加工を表明.それも,
「大日如来坐像」を京都伝統工芸大学校の学生の手彫りで作製し「陸前
高田市の了解があれば、仏像を届けたい」と.

「・・・・・・・・・・・・(-_-メ)

放射性物質が検出された表皮を除去したうえで,薪の芯の部分を加工...

不特定多数の方が,目を通される媒体に,あまり「個人的意見」を強調
するのは,よくないことでしょうから.

でも,もし最悪の事態が今日明日に発生し,大飯原電が1Fと同じような
事故を惹起し,京都も大阪も放射性物質の拡散に見舞われたら...

陸前高田市の方々の「反応」は,送り火を見るより明らか,でしょう.


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