前回は確か・・・5年前の6月,ねこの駅長「たま」を見学に行く両親と
落ち合ったのがJR和歌山駅.僕は当時,南海本線沿線に暮らしており
ましたので,南海和歌山市駅からバスに乗ってJR和歌山駅に向かった
記憶があります.
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2・3番ホームは阪和線専用(→のみ) |
紀州路快速(?)和歌山→西九条,編です.
17時30分,和歌山駅2番線を4両連結の
4両目,後ろ向き固定席の右側シートに陣
取り,大阪へ,と申しますか,要は家路に
就いておりました.
昨年春のダイヤ変更で,紀州路快速は
和歌山~熊取間が各駅停車に変更され
ましたが,その紀州路快速に初めて乗車したのです.
結論から申しましょう.「時間かかり過ぎ!」.
和歌山~天王寺~大阪間の紀州路快速は,1時間当たり4本(昼間)に増発
されたわけですが,それと引き替えに和歌山~熊取間が各駅停車に変更と
なり,天王寺まで61.3kmの所要時間が1時間11分(71分)もかかります.
もう,「快速」と名乗るのが心苦しいほどです(>_<).
それでも,のんびり田園風景を楽しみつつ,日根野3番線に到着.関西空港
始発の関空快速の到着を待ちます.待っている間に和歌山を17時47分に
発車した「特急くろしお26号」が4番線を通過していきました.
今春から「特急くろしお」に新型車両が導入され,車種が2→3種類に増え,
ホームの乗車位置案内のステッカー「A」「B」「C」に分類され,電光掲示版も
列車名の後に「A」「B」「C」の表示が追加され,乗客が乗車位置に迷わない
工夫がなされています.
でも...実は,迷ったんです><!「くろしお26号」に乗って帰ろうかどうか.
乗車位置の表示は「C」,国鉄時代から活躍を続けている特急電車でしたので.
独特のモータ音を放ちながら,和歌山→天王寺をノンストップ45分で阪和線を
駆け抜ける重厚な乗り心地を味わおうかと考えたのですが・・・西九条を通過
するんですよね~.南紀→和歌山→新大阪の「上り」くろしおは午前中の4本
だけしか西九条に停車しませんので,やはり乗り換えなしの大阪環状線直通
の「紀州路快速」を選択したのですが・・・
そうこうしているうちに,後ろに関空快速が迫ってくるのが視界に入りました.
4両目の後ろ向き固定席に陣取っていたが故,この光景を初めて目にできた
のです!けっこう「ドキドキ」しますネ!連結直前に一旦停止した関空快速は,
ほんの少しだけ前進し,僕の乗っている紀州路快速と「カクン」と軽いショック
で無事連結されました.
大きく西に傾いた夕陽が,左側1列シートの車窓から差し込んできます.
ズバリ「暑い」ので,全部の窓のブラインドが下ろされています.僕は車窓を
楽しみたかったので右側の窓際のシートを選びブラインドは全開しました!
日根野6分停車後,次の熊取を出た「関空/紀州路快速」はようやく快速
らしい走りを披露し始めました.熊取→天王寺34.9kmを34分で結ぶわけ
ですから,なんとも和歌山→熊取発車まで28.3kmに47分の時間を要して
いますので,まだるっこしいというか,お気の毒というか・・・
東岸和田駅は高架工事がようやく着手されたようで,上り線路敷きが海側
に移設されており.かの思い出の詰まった旧上りホームは人影もなく,線路
はとっくに錆びていました.
なんせねぇ・・・阪和線の駅舎は,意図的としか思えない程「山側」にのみ
設けられている駅がほとんどで,海側の利用者は,一旦踏切を山側に渡っ
てから駅舎に入り,また跨線橋を上下して天王寺方面のホームに,ようやく
辿り着く,というなんともかんとも「不便」な思いを何度も味わっておりました!
同じ思いは,大阪市立大学の学生たちも抱いていたようですが,大阪市内
唯一の「地平駅」杉本町も,大学側への改札口が新設されておりました.
とにもかくにも,天王寺到着が18時41分.先着の「特急くろしお26号」は
その9分前に天王寺に到着しているのです.和歌山~天王寺~西九条の
自由席特急料金は940円也.26分の時間を940円で買う.
皆さま,いかがお感じになるでしょうか?
さて,昨日の運休・ダイヤの乱れに翻弄された気分を味わうことなく,今日の
ところは18時55分.定刻に西九条駅に到着いたしました.まぁ,1時間25分
の旅.ちょっと,疲れましたねぇ・・・
郵便局ATMで「引き出そう」と自動ドア前に立った途端,19時ちょうど本日
終了・・・あらら.また明日に郵便局に行かないと!