2012年8月21日火曜日

ラビット・トランジット!?

申し訳ありません.
今日は一人の「鉄道ファン」として,非常にショッキングなニュースに
接しました!ので,大変身勝手(どの投稿もそうですが)な個人的な
意見を申し上げます.

昨年3月の東日本大震災の巨大津波による鉄道路線の寸断.
昨日の夕刊で,「代替バス専用道 一部で運用開始」JR気仙沼線
との一報に触れ,かなりの衝撃を受けました.
「BRT」などという耳慣れない文字にも強い違和感!

それこそ,被災地に未だに赴かず,現地の状況を己が眼で確認した
わけでもない「よそ者」が何の意見をする権利があるのか?
と反論されれば,僕はもう「ぐぅ」の音も出ませんが><!

それでも!
それでもですよ!

鉄道の復旧に際し,線路・枕木を撤去しアスファルトで舗装し,バスを
走らせるとは?

「もう、鉄道として復旧させる気は,JR東日本にも国交省にもない!」

ということですか?
1年5カ月も経過して,答えは「バス」ですか!
そんな,無責任な!

僕は,震災発生当日,実際の巨大津波の映像を目にしたのは,夕方
5時半頃帰宅してからです.偶然ですが同居の家族が「TDL」に遊びに
行っていて,まずは電話が通じて「怪我はしていない」と確認がとれまし
たので,急ぎ足で帰らなかったのは事実です.

ですが・・・テレビニュースのおよそ現実とは思えない映像を繰り返し,
繰り返しみているうちに,真っ先に頭をよぎったのは「流失した鉄道
線は,果たして元通り復旧するのだろうか?」ということでした.

17年前の阪神淡路大震災.
阪神間の鉄道路線も甚大な被害を受けました.
特に,元国鉄の在来線東海道本線と,東海道新幹線の高架橋崩落の
映像には,まだまだ私鉄の高架橋や高架車庫の崩落も,高速道路の
橋脚横倒しの映像も,絶句以外のなにものでもありませんでした.
ですが,旧国鉄のJR線は在来線も新幹線も,日本の東西を結ぶ物流
と人・経済の大動脈であったがゆえに,在来線は74日で再度レールが
結ばれました.                    ↑H24.8.23訂正

もちろん,阪神淡路と東北太平洋沿岸を同列に語ることは不適切かも
知れません.津波災害を繰り返し受けてきた,という歴史もあります.
また原子力災害による不通区間もあることは事実です.

でも・・・鉄道のレールを一度外してしまうと,その復旧・復元には,
並大抵の労力とコストではなしえない・・・との危惧感を抱かずには
おれません!

「鉄道」は鉄道会社だけの財産,鉄道愛好者のための不可欠な存在,
などでは「絶対に」ありません!

「鉄道」は,先人の血と涙の結晶の末に日本全国に張り巡らされた,

「国民全員,国家全体のための輸送公共財」です! 

震災で壊滅的な被害を受けたからこそ,強力なリーダーシップのもと
復旧すべきであったのに・・・

0 件のコメント: