曲が流れたのですが、僕はなんといっても「♪荒城の月」のメロディが
大好きです♪
さて,城は城でも,僕が「和歌山城」に初めて連れて行ってもらえたときの
思い出話を手短に.
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「国鉄」時代の指定券です |
天王寺→和歌山の
特急「くろしお6号」.
グリーン車に生まれて
初めて乗せてもらった
際の「きっぷ」です.
皆さま、誤解のありま
せんようにお願いいた
します.僕の一家は
普段から「グリーン車」に乗るような,ブルジョアな家庭ではありません.
さて,この指定券にご注目いただきたいのは「くろしお6号」
の部分です.
皆さんご存じのとおり,特急や急行(今年現在定期運行の
急行列車はありません)の列車名「くろしお1号」「くろしお2号」
の数字の部分です.列車番号も含め奇数は下り列車,
偶数は上り列車を表しています.
ところが...僕が9歳になる前に天王寺から乗車したのは「特急
くろしお6号」つまり,上り列車です.
8年後の平成元年7月,「くろしお」については京都・新大阪・
天王寺~南紀を結ぶ列車が下り列車,新宮・白浜→大阪方面
の列車が上り列車に名称と列車番号が変更されました.
ですが,時刻表では紀勢本線の和歌山市→新宮は従前のとおり「上り」の
頁で掲載されています.ご存じのとおり,紀勢本線は,三重県亀山駅を
起点に,津~松阪~尾鷲~熊野市~新宮~白浜~和歌山~和歌山市
が終点の路線です.
東京寄り三重県亀山駅が起点ですので,名古屋~紀伊勝浦の「特急南紀」
は,名古屋→紀伊勝浦が下り列車,紀伊勝浦→名古屋が上り列車として
ダイヤが組まれています.
ということは,新宮から発車する特急列車は,大阪方面の「くろしお」も上り
列車、名古屋方面の「南紀」も上り列車.一つの駅から両方向に上り列車が
発車していく「珍・現象」が生じています.
昭和62年まで,特急「くろしお」は,天王寺駅が始発で、阪和線のいちばん
北側ホームが特急専用ホームで,ホームに入るところに特急用の改札口
が,ありましたよね!?
※ オマケ:昭和62年に開催された「天王寺博」.皆さま,ご記憶でしょうか(?_?)