2012年7月19日木曜日

打てへん 勝てへん

今朝の日経33面スポーツ2の「大見出し」
小見出し「虎、前半戦5位」続く中見出し「核」見当たらず


私は,近鉄バッファローズが空中分解してから,急速にプロ野球への興味を
失いました.旧友たちは,僕が小・中・高校生の間,熱血ジャイアンツファンで
あったことを記憶しているモノ、と思います(^-^;;


監督の首をすげ替えたところで,劇的にチームが変化するかしないか,などは
もう僕にとっては大した関心事ではないのです.
僕がこのコンパクトな日経スポーツ欄で「唯一」楽しみにしていますのは,毎週
木曜日のコラム「チェンジアップ」今朝の見出しは


ガチガチでいいんだよ


起承転結の「」の部分をそのまま引用させていただきます.

「五輪でも緊張しない選手がメダルをとれるものだろうか。逃げ出したくなる
ようなプレッシャーと正面から向き合ったときにでるものこそ、人間の底力
ではないか。
 張り詰めた空気に身を置く場面も年をとると少なくなるもので、若いうちに
経験しておくに限る。夏に挑む選手たち(※筆者注:高校球児のこと)よ、
ガチガチでいいんだからね。」


40代にもなりますと,途端に「プロ」とは何か?などと哲学めいたことを,
口走るようになりました.
僕個人の意見ですが,最近のプロ・スポーツ選手が「ゲームを楽しんで・・・」
云々することに,強い違和感を覚えます.
無論,プロスポーツ選手なので,いつも底力を発揮して結果を残さないと,ギャラ
=おカネは懐に入ってはきません.昨年,久しぶりに購入した「グラゼニ」という
コミック(森高夕次:原作,講談社)を読んでみて,改めてその厳しさを再認識
させられました.ですが,少なくともわざわざ身銭を切って観戦に来ているファン
(=クライアント)に向かって「今日は楽しんでピッチングができました~」などの
コメントを吐く選手に,上記コラムの表現を借りると「逃げ出したくなるような
プレッシャーと正面から向き合って」いるのか?と,首を傾げたくなるのです.

僕は30代の前半の5年間にお仕えした「所長」のひと言が,頭から離れません.
「自分の脳みそで,汗かいて,しっかりモノ考えんかい!」

と,何度も怒鳴られたのです.でも,これからは自分の脳みそで考えて,
ヘマをすると,次,のチャンスは,もう,ない!
と,肝に銘じて立ち居振る舞います.そういう意味で,僕は仕事を「楽しい」
などと感じたことは,生まれて此の方,一度もありません.
何の「自慢」でもありませんが(-_-;;